部下・後輩に育成する時の魔法の言葉  (答えは無い!の育成版)

タケトリです。基本的に部下という言葉は好きではありません。
いくつもの組織運営、改善を行ってきましたが、常に自分が受け持つ組織において、その組織で一緒に
働く人を部下と呼ばないようにしてきました。常にメンバーもしくは仲間という関係を意識しています。
今日のお話は、説明の便宜上、部下という言葉を使わせてもらいます。

育成におけるスタンスと魔法の言葉

「部下の育成」という言葉を聞くと、「教育」とか「指導」という言葉を同時に連想する人が多いのでは
ないでしょうか?
指導、教育、、、、、この言葉ってなんか嫌じゃないですか?
人の心理をちゃんと理解していなかったり、旧態依然とした上下関係の強いコミュニティで育ってきた
人はこの言葉にしっくり感を抱く人もいると思います。

子どもも、ちゃんと考えを持った人であるということを大切にタケトリは子供にも接しています。

人の特性は、「人は自分の意志・考えで行動する。」ということ。

何を当たり前のことを!!と思われたでしょうが、本当にこれを理解できているでしょうか。
部下、後輩をもっている人に、過去の自分を思い出してもらいたいと思うのですが、上司、先輩に
注意や指導を受けて、すぐに変わろう!!と行動に移せた比率ってどれくらいありますか?
すぐに変わろう!!と行動できなかった時、変わろう!!とすぐに行動に移せた時、ここには明確な差
があるのです。
心に響くかどうか。はい、これも当たり前です。しかし、その心に響く言葉をどうやって部下の心に
届けるのか。そのために必要な自分の心のスタンス、使うと良い言葉があります。

ちょっと入社が早いだけ。人としては平等

まず心のスタンスとして、常に持っておいた方が良い事の一つとして、上司がすごいわけでもない。
ということです。会社やその組織を離れたら、その時には部下とは当然平等であるということ。
では組織の中では上下なのか?
上下というのは、入社がちょっとだけ早く、ちょっとだけ部下が経験していない時間と経験を持てただけ。
このことを自分が理解しきって、自分の納得になっているかを常に問ておくと良いと思います。

私はエンジニアなので、一緒に働く人の7割くらいはエンジニアです。
エンジニアという仕事は経験がものをいう場面も多いので、若いメンバーが先輩、上司に気をつかって
ものを言えないという場面がすごくもどかしく思っています。
私のチームでは、よくメンバーに話すことがあります。

エンジニア皆平等!! エンジニアとして技術の喧嘩をしよう!!

開発の仕事は、常に新しい事への挑戦であるべきなのですが、これを経験によって縛られてしまっている
人たちをよく見かけます。これは本当に残念なことだと思います。
リスク管理という言葉でそういう人たちは自分のプレゼンスを高めるのでしょうが、リスク管理は大切
ですが、新たな物事を行うのはリスクはあるのは当たり前であり、そのリスクの大小、影響度、挽回性
を検討してそのリスクをとるべきかを判断するのがリスク管理です。
それを「俺の経験では、これは危ない。」とかそんな感じで止めているようでは組織も人も疲弊し、
挑戦できない指示待ち人間ばかりを育てることになります。

それよりも、技術者としてお互いに意見し合い、二人、三人でさらに上のものを創造すること。
そのためには、エンジニアとして技術の喧嘩=正しい喧嘩=討議を出来ることが重要です。
そこには、エンジニア皆平等という事が根底にあると意見をしあえる、お互いの意見を聞けるという
組織、関係ができます。

なにせ、新しい挑戦には答えは無いのですから(笑)

タメ口会議

それでも気を遣うメンバーには、今からタメ口で会話しよ!!と言って話をしたりもします(笑)
タメ口で会話するなんてできませんよ。という次の発言からは、意見は確実に素直で自発的な発言に
変わってくることに気づくと思います。
この効果ってけっこうな効果があります。壁を作っていそうな人は崩すのにこれをやろうとしても
なかなか鋼鉄の壁を崩すのは難しいですが、早い段階でこれをやっておくと成長も早いです。

若手との会話でタメ口も気にならないだけの自分の器も大きくなれて一石二鳥!!
今の組織から離れてみたこと、プライベートの自分を想像してみてください。
自分よりはるかに若いすごい人って山のようにいますよね。組織の中で、その組織でしか通用しない
経験値差で上下関係ってちょっと恥ずかしくなってくるくらいになると本物になってきた証です。

「わらに良くなるのに、改善してみると良いかも」

部下の指導というと、「君の弱点は!」とか「君の強化するところは!」とか強い言葉になる人が
多くいると思います。
でも、こういった言葉を発せられた瞬間に、表向きは「ハイ!!ご鞭撻お願いします!!」という
表情をしていても、内心「怒られた。」という気持ちになっているものです。
本人も気づかないうちに高く分厚い壁ができていのです。
まだ、先が見える壁の人には理性の部分には言葉は届いているでしょうが、向こうが見えない分厚い壁
を作ってしまっている人には、その理性の部分にも言葉は届かないという残酷な人の心理状態が生まれます。

「さらに良くなるのに、改善してみると良いかも」

という始まりをしてみることをおススメします。
ここには、2つのポイントがあります。

①「良い」「善」というポジティブワードを連続して使っている。

アメリカ社会では、ポジティブワードを使うトレーニングが行われているそうです。
特に経営者の卵のような人たちはこのトレーニングが必須と聞きました。
日本人って、ネガティブワードが多いですよね。話していて暗くならないの?と思うのですが、
謙遜っていうことを間違えているのでしょうか、なぜそんなにネガティブワードを使うのか。
それだけで脳が働かなくなるのに。
この脳科学を知っておくことと、考えなくてもポジティブワードが口から出てくるように
普段の会話で鍛えておくことが大切です。
ポジティブワードは人の心の扉を開き、心地よさを与え、脳が働き、心に言葉が届く環境を揃えられます。

②「かも」というワードで限定、断定しない。

もう一つのマジックワードが、「かも」などの限定しない終わり方をすることです。
人の心理の話を初めにしましたが、人が変われるのは自分の意志で行動したときだけです。
その自分の意志を動かすためには、自分で考えたこと、自分で選択したという事実、これがとても
重要なポイントなのです。
「〇〇かも」という限定、断定しないという手法を言葉に取り入れることで、一つの選択肢、
一つの方向性、他もとれるけれどね。という状態をあえて作ることです。
自分の部下が自分の意志で成長してくれたら、それが目的なのですから、別の手段、別の考えを
持ってもらっても全然OKなのです。むしろその方が絶対成長は早いですから。

くれぐれも、自分が正解を持っているなんて姿勢にならないようにしましょう。
あ、もう一つ、笑顔トレーニングすると良いです。タケトリは厳しい事で有名だったころ、
チームのみんなとの関係を変えようとしていた時に、毎朝笑顔トレーニングをしていたら
だんだんと皆の雰囲気、チームのムードが変わっていったことを実感しました。

日本人はなぜマウントするのか

これも日本の教育社会の闇、これも理解しておくと早い段階で自分を省みて、スタンスを変えられる
社会の問題です。
特に、この傾向が強いのは今の40代以上、年齢が上がるほどその傾向は強いと思います。
この話は、次回(笑)

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